笑顔の話(2)
問題のあるレストラン、わたしも観ています。毎週泣いています。出演者みんなが好きすぎて。菊池亜希子さんが演じる五月の話が悲しくて。悔しくて。さすがに裸で謝罪は見たことがないけれど、上司のセクハラなんかはよくある話ですよね。アクションシーンは圧巻でした。
かっこいい。
前の会社ではセクハラは日常茶飯事でした。ご飯を食べているときにお腹のお肉を掴まれたり(掴めるだけの肉があった悲しさ)具合がわるいときに「生理?」と聞かれたり。生理の話は個人差はあるでしょうが、私的には殴りたくなるほど嫌なのでやめてほしいです。お尻もふつうに触るし。「最近ヤってないでしょう」なんて、知ってどうするのでしょう。ドラマでも言っていましたがそういう職場は「体育系」で済まします。
そして部下は空気がわるくなるのが怖くて怒れないのです。というか上司相手に怒れない。笑みを浮かべて言う「やめてくださいよ~」が精一杯の抵抗。その笑みを喜んでいると勘違いしてまたセクハラ。
セクハラ、パワハラ、モラハラ、アルハラ、スメハラ。最近はいろいろな嫌がらせがあって、さすがにそれは増やしすぎ幅を広げすぎと笑ってしまいますが、問題なのは嫌がらせをしている張本人が嫌がらせだと深く自覚していないところではないでしょうか。笑っているから大丈夫、なんて単細胞みたいな頭をしている人が多すぎますこの社会。きっとこの問題は永遠に解決しないし、いつもどこかで誰かが泣きつづけるのだろうなと悲しくなります。
好きよ好きよも嫌のうち。誰かひとりでもそのことに気付いたら社会はもっと明るくなるのに。なんて。ひとりが気付いただけではどうにもならないので、やっぱりどうにもならないんですかね。
最後に、藤村五月さんのレシピノートに書いてあった言葉を載せておきます。「ここは、反撃のできない戦場のようだ。やり過ごせ。やり過ごせ。」
み
笑顔の話
先日、職場の人たちとご飯に行ったときに、先輩が何気なく放った一言が頭から離れないので自分のために書きます。
わたしがいま勤めている工場には、いくつかの部署があります。ひとつのものを作るために分けられていますから、もちろん作業はまったく違います。わたしがいる部署は最後の工程のところなのですが、まあ辞める人が多いです。断トツです。
女の人がほとんどなので、目をつけられたらアウトですし(いじめが原因で他の部署に異動した人もいます)立ち仕事ですし、力仕事です。仕事の回転が早いのでちょっとでもボーッとしようものなら痛い目に合います。先週入ったひと見ないな~と思っていたら辞めていたなんてこともざらにあります。というかありました。
どんな仕事でもそうですが、慣れないうちは本当にヘロヘロで。交替勤務なので眠れない日が続きました。
そんな部署に入って数年になる先輩。「笑っている子が残るよね。」
思い返してみると、たしかになあと思うのです。あれには追いつかない、ここが痛い、もうできない、とか。辞めていく人を思い返してみると、笑っていなかったなあと妙に納得してしまいました。残留(という言い方もアレですが)している先輩方を見ていると、ごく一部のいじめっ子以外はみーんな笑っているんですよね。
わたしは手引書がだいきらいな人間なので、その手の本も極力読みません。だから本屋にズラーっと並ぶ文字よりも、先輩の一言の方がよっぽど心に響きました。当たり前ですが、遠くの他人より近くの友人ですよね。
笑う門には福きたる。学校を卒業してから今日までの3年間の中で、こんなに穏やかな日々を過ごしたことはあったでしょうか。たしかに辛い職場ではありますが、ちゃんと毎日笑えています。きっと、来週も笑います。再来週も笑って、再々来週も、ずっとずっとこれからも。ずーっと笑っていたいです。
み
勧められないけど勧めたい漫画の話
今年もあと少しで終わりますね。みなさんにとって今年はどんな一年だったでしょうか。わたしは変化の激しい一年でした。社会の闇の欠片を見ました。継続は力なり、石の上にも三年、住めば都(これはちょっとちがうか)。まあ心に刺さる言葉の数々です。ただ、ようやく落ち着くことができそうです。落ち着きます。継続はたしかに大切ですが、第三者の目から見ても劣悪な環境なら、継続しなくてもいいのでは。という考え方は甘いのでしょうが死ぬよりはマシだと思います。何度も言いますがみなし残業は滅びろ。男女の優劣を明確につけたりセクハラしたり新人をいびり倒したり。滅びてほしい。
(↑ただの文句なので読まなくていいです。)
今回は今年読んだ、人に勧めたいけど勧められない漫画を紹介します。なんで勧められないかって?百合だからです言わせんな。
citrus
義理姉妹!金髪がギャルで処女の姉、柚子で、黒髪が生徒会長でビッチの妹、芽衣です。絵が綺麗で表紙が毎回すてき。家族の再生や友情なども盛り込まれていますが、正直ストーリー自体は面白くないのでところどころ飛ばして読んでます(^u^)
わたしは柚子や芽衣よりもまつりちゃんという柚子の幼馴染が好きなのですが、この子が好きっていうのはなかなかの性癖暴露という感じで恥ずかしいですね。
まつりちゃん!!!かわいい!!!もっとひねくれて!!!ほしかった!!!
オトメの帝国
女子高生GIRL'S-HIGHが好きな人はぜったい好きであろう漫画。女子高生GIRL'S-HIGHよりちょっぴりエロいです。ただ不思議と下品ではないですし、ホロリとくるシーンもあってわたしはこっちの方が好き。キャラクターの数だけカップリングがあるのですが、みんなかわいくて好きになれる稀有な漫画です。
わたしは美好が好きです。
左側の茶髪。性格は、……ラブライブで例えると”人間味のある穂乃果”みたいな感じです。読めばわかる。右側の綾乃とは幼馴染で、腐れ縁で、とにかく良いんです読んでくれ。新刊は読めるのが来年になりそう。早く読みたい。
人と関わるのが苦手であるが故にほんの少しだけ時間を止められる女の子と、その女の子が止めている時間内でなぜか動ける女の子のものがたり。設定からしてぶっ飛んでますが、内向的な主人公の考え方やその高校にあるスクールカーストはとてもリアル。1日に止められる時間は3分間なのですが、その短い時間の中でのふたりがとてもとても良いです。最終回まで駆け足だったような気もしますが、結末まで含めて好きです。
ストレッチ
同居している女の子と女の子がストレッチをする話です。本当に。
実はわたし、この漫画家さんはPrismのときからのファンでして。Prismは残念な結果になってしまったけれど、またこうしてお話が読めて嬉しいです。この人が描くキャラクターはみんなみんなみんなみんなみんなかわいくて。アキリさんもかわいいと思いながら描いてるみたいなので、そういう愛情がこっちまで伝わってくるのでしょうか。慧子先輩と蘭のふざけ合い支え合い。過去と現在。はあ、好き。
加瀬さんシリーズ
緑化委員の山田と陸上部の加瀬さん。そんなふたりがお付き合いをする話。そしてそれから。最初は”男の子よりもかっこいい”加瀬さんにドギマギしていた山田が、女の子として加瀬さんに惹かれていく過程がゆっくり描かれています。ズレている山田にイライラすることがあるのはわたしだけでしょうか。でもかわいい。加瀬さんが山田を見るときにたまにする下心まるだしな瞳が好きです。
魚の見る夢
姉妹!!!ガチ!!!です!!!
百合漫画って普通の漫画に比べると圧倒的大多数が内容がないような漫画だと思うんです。女の子と女の子がイチャイチャしてればいいんでしょう。ホレホレ。そういう風に言われている気がしてならない。(考えすぎ。)ただこの漫画はちがうんです。本当に。ちがう。家族や友情の話ではあるのですが、citrusのように再生だけがテーマではない。(citrusの悪口ではありません。あれはあれでいい。)破滅も堕落も、だけど成長も。全体的に鬱々としていますが読了すると爽快感が待っています。姉妹百合に嫌悪感がなければぜひ。オススメです。
おまけで。漫画ではなく映画ですが。
劇場版 零
一応ホラーというくくりです。ただちっとも怖くないのです。ゴシックホラー??というジャンル??ホラー版ストロベリー・パニック??大塚英志が脚本なので話は金返せレベルなのですが、出演している女の子がみんな恐ろしいほどにかわいいです。あとガールズラブが平然と蔓延しています。ゲーム版は紅い蝶だけ知っているのですが、和風ホラーではないしカメラもほとんどでてきません。
やっぱり森川葵ちゃんだな!!!!!
星川銀座四丁目や総合タワーリシチ、終電には返します、あとゆるゆり。そして大室家。今年もたくさん読みました。今年読んだ漫画に絞らなければもっともっともっとあるのですが、まあいいや。大室家、撫子の彼女は誰だと思いますか?わたしは美穂が好きなので、美穂だったら嬉しいなと。でもいちばん可能性が低い気もするんですよね。
わたし、ささめきことや青い花は最後まで読んでないんです。誰か貸してください。そしてあなたのオススメの漫画、教えてください。
み
人と仲良くなるための話
すごく暗いタイトルですが、暗くないです。
実はまた仕事を変えまして、日本人なら誰でも食べたことがあるであろう某お菓子メーカーに就職しました。もう辞めません。いや、本当に。本当よ?
前の職場のことを書くと汚染水が口から流れてくるので割愛します。
この間、母親と談笑してる中で、「お父さんって冗談言わなくない?」という話題が出てきました。あーあーたしかにー。ほんとのことしかいわないよねー。なんて笑いましたが、では自分はどうなんだろうと考えると、自分もさほど冗談を言わない気がしてきました。(書いといてあれですが、マジくだらない話題なんでこの先はもう読まなくていいです。)冗談みたいな生活を送ってるくせに冗談が言えないなんてこれはいけないと思い、必死に冗談を考えるのですが、まったく思い浮かばないのです。学生の頃は冗談か下ネタかみたいなスタンスだったのに。スカートめくりもハーパン下げも大好きだったのに。いつからこんな真面目に……と悲しくなりました。
いまの会社に入って一ヶ月も経たないわたしは、同期がいるわけでもないので自分から溶け込む努力をしたいといけないのですが、そうこう努力をしていく中で思い出したのが、訛りです。学校でも職場でも、そのグループには一体感というものがあると思いますが、その一体感を生み出しているのが、波長なんですよね。その波長を合わせるのに手っ取り早い方法が、そのグループの訛りを取得することなんです。これは地方限定の話なので都会っ子さんたちにはハア?みたいに思われそうですが、訛りってすごく重要。いちばん最初の会社はとくに訛りがひどい地域だったので、わたしもそうとう訛っていました。
わたしはどうしてもひとりで行動できないチキンヤロウなので、訛りもその他のこともその人との距離を近づけるなにかに出来ないかといつもグルグル悩んでいます。もう少し肩の力を抜いたほうがと自分でも思うのですが、なかなかそうは出来ないのです。いつも不安でフラフラしているので、安心できる人が好きです。がんじがらめに縛ることはできないけれど、縛られるのは好きです。うん、脱線しまくりました。
つまり、いまは職場で覚えることだらけなのと知らない人だらけ(当たり前)なのとで毎日疲れているので、早く安心できる誰かを作りたいという話でした。
チキンもそうですが、人見知りも直したいです。
み
角川セールの話
kindleの角川セールに滑り込みで間に合いました。滑り込みすぎて物色するというほどでもなかった今回ですが、自分が買った電子書籍が総体的にキモかったので紹介します。
あっ、百合百合してないです。
妖怪が好きすぎる結果に。学生の頃は民俗学をかじっていました。かじると言ってもつまみ食いどころか拾い食いレベルのかじり方です。(汚い) もうほとんど、いや、習ったことの99.9%は忘れました。でもでも、とても面白い学問です。いつかまたという思いがこのキモさを生み出しています。
米原万里さんのエッセイがとても好きで、もう亡くなっているという事実が悲しいです。文章からあふれるパワーとユーモアはこれからもずっとずっと生き続けるんだろうなあ、と思います。
数学が吐くほど苦手で、周りから心配されるほど苦手で、数学嫌いを自称する友人からも引かれるほど苦手で、とにかく苦手です。せっかくだから~と、なんとなあく買ってみましたが、ちゃんと読み終えるのか不安です。こんなに嫌いなのに歩み寄ろうとしている努力は認めてほしい。
表紙に惹かれて。角田光代さん、名前はもちろん拝見したことはありますが、読んだことはありません。なんでだろう。とくに意味はないです。ヴィレバンにありそうだなあというのが第一印象。
本を読んでいる時間はもちろん、選んでいる時間も好きです。ブックオフ超楽しい。中古の本を買うときは表紙買いをします。楽しい。小説は、ほとんど日本の小説しか読みません。登場人物の名前をカタカナで書かれると頭が混乱して、ぜったい原文で読んだ方が楽しい!時間の無駄だ!と思うんです。不思議の国のアリスだって、日本語訳に直されると言葉遊びが死んでいる(とよく聞く)し、ちっとも面白くないから悲しいです。ハリーポッターは登場人物も呪文もカタカナで泣きながら読んでました。(あのカタカナの呪文にもちゃんと意味があるらしいですね) ちゃんと英語を勉強して、読める日がきたら原文で読みたいです。来るのかそんな日。
最後に、百合インします。
角川つながりで。安くなっていましたがすでに持っていました。面白い、というより絵がかわいくて好きです。話と話の間にも「休み時間」として漫画がのっていて嬉しいかわいい。瀬尾さんと二階堂さんが好きです。
いくら話がよくても絵がアレだとやっぱり好きにはなれなくて、自分好みの漫画は少ないです。手当たり次第じゃあないんですよ!本当!本当に!
み