タイムマシン大作戦

アイドルと映画と本つまりインドア

笑顔の話

先日、職場の人たちとご飯に行ったときに、先輩が何気なく放った一言が頭から離れないので自分のために書きます。

 

わたしがいま勤めている工場には、いくつかの部署があります。ひとつのものを作るために分けられていますから、もちろん作業はまったく違います。わたしがいる部署は最後の工程のところなのですが、まあ辞める人が多いです。断トツです。

女の人がほとんどなので、目をつけられたらアウトですし(いじめが原因で他の部署に異動した人もいます)立ち仕事ですし、力仕事です。仕事の回転が早いのでちょっとでもボーッとしようものなら痛い目に合います。先週入ったひと見ないな~と思っていたら辞めていたなんてこともざらにあります。というかありました。

どんな仕事でもそうですが、慣れないうちは本当にヘロヘロで。交替勤務なので眠れない日が続きました。

 

そんな部署に入って数年になる先輩。「笑っている子が残るよね。」

 

思い返してみると、たしかになあと思うのです。あれには追いつかない、ここが痛い、もうできない、とか。辞めていく人を思い返してみると、笑っていなかったなあと妙に納得してしまいました。残留(という言い方もアレですが)している先輩方を見ていると、ごく一部のいじめっ子以外はみーんな笑っているんですよね。

 

わたしは手引書がだいきらいな人間なので、その手の本も極力読みません。だから本屋にズラーっと並ぶ文字よりも、先輩の一言の方がよっぽど心に響きました。当たり前ですが、遠くの他人より近くの友人ですよね。

 

笑う門には福きたる。学校を卒業してから今日までの3年間の中で、こんなに穏やかな日々を過ごしたことはあったでしょうか。たしかに辛い職場ではありますが、ちゃんと毎日笑えています。きっと、来週も笑います。再来週も笑って、再々来週も、ずっとずっとこれからも。ずーっと笑っていたいです。